ロングをばっさりカット、前髪、カラー…。イメチェンが成功する人・失敗する人の違いはコレ【美容室のお悩み相談室】

ロングをばっさりカット、前髪、カラー…。イメチェンが成功する人・失敗する人の違いはコレ【美容室のお悩み相談室】
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イメチェンが成功する人・失敗する人の違いはコレ【美容室のお悩み相談室】


隣の芝生は青く見える……と言ったもので、髪が長いときはショートの人を見ては「かわいいなぁ、切ってみたい」と思い、前髪が長いと「前髪作ったらどのくらい印象が変わるんだろうな~」と考えたことは、誰しも一度ではあるのではないでしょうか。

しかし、そんな「イメチェンしたい」の思いに身を任せていざ切ってみたら「なんか違う!」と後悔。でも一度切ったらしばらくは伸びないから、ちょっと落ち込んでしまう。

本日はそんな「イメチェンで成功する人、やめておけばよかったと後悔する人」の違いについて、表参道のサロンNORA Journeyでプロモーションディレクターを務め、大人女性のためのケアスタイリングブランド「mm(ミリ)」にも携わる、美容師・阿形聡美さんにお話をうかがいました。

阿形聡美さん

Q.現在ロングヘアなのですが、短く切るかどうか悩んでいます。切ってよかったという人と、やめておけばよかった……となってしまう人に何か傾向はありますか?


A.切りたい理由が明確かどうか。基本的に「悩んでいる」なら大幅には切りません。

(1)切りたい理由が明確かどうか

大幅なイメチェンほど、「切りたい理由、なりたいイメージや雰囲気」がきちんと共有されてないと、うまくいきません。
美容師サイドも、ずっと通ってくれているお客さんが、今までだいたいロングでこのテイストの髪型で……と決まっていたのに、急に「切りたい」と言いだすときは「なんかあったな」と察します。たとえば失恋したのかな、とか、お仕事変わって頑張りたい時期なのかな、とか。その思いの変化を知らなければ、こちらも気軽に切ることはできません。新規のお客さんで「切りたい」と言われたら、尚のこと「どう切るか」の前に、きちんと「切りたい理由」を聞きます。切った結果どうなりたいのか理想を聞いて、その上で切ればそう失敗はありません。

(2)朝にスタイリングをする時間を取れるか

ロングだと、最悪スタイリングをしなくても結べば外に出ることができますが、切るとどうしても跳ねますし、きちんとスタイリングをする必要が出てきます。その手間が増えることが伝わっていないと「こんなはずじゃなかった」と思ってしまうかもしれません。どうしても朝弱かったり出勤時間が早かったりして朝の時間に余裕がない人は、切ったその日はきれいにスタイリングしてもらってかわいくても、そのうちしんどくなると思います。
ただ、そういう場合は逃げ道として、「切るにしても結べる長さくらいにしておく」などにしておけば、いくらでもどうにかはなります。

(3)悩んでいるなら、一度切る以外の選択肢を選ぶ

そもそも「悩んでいる」状態ならだいたい切らないです。
悩んでいるなら、なぜ悩んでいるか理由をしっかり聞くと、「切りたい」なのか「でもまだ切りたくない」なのか、どっちの感情が強いのかが見えてきます。
もし「切りたい」と「切りたくない」が4:6くらいの割合だったら、ひとまず「何かを変えたい」というお客様の感情を活かして、いったん現状の長さをそこまで変えずにできる変化を提案します。色を変えるとか、顔まわりに段を入れて変化をつけるとか、一度そういうところからチャレンジしてみる。そう提案すると、「悩んでる」が強い方は「じゃあ今回はそれで」となりますし、「切りたい」が強い方、だいたい「でも……」と言う。
「でも」が来たら、もう「切りたい」の気持ちです。そこまで思っているなら、切ってもそう後悔はしません。

Q.前髪を作るかどうか悩んでいます。切ってよかったと思う人と、切らなきゃよかったと思う人に何か違いはありますか?


A.クセや顔の形で多少向き不向きはありますが、基本「なりたい自分」「イヤなこと」が伝わっていれば大丈夫です。

前髪
(c)Shutterstock.com

前髪も「なりたい自分」や「イヤなこと」がきちんと通じていればそこまでひどい失敗はないと思いますが、ただ普通に髪を切るよりも、その人の髪のクセや顔の形など、特性が出やすい場所です。

(1)髪のクセ

前髪は、人によっては「浮きグセ」がかなりあります。髪の生えグセによっては、切るとしんどくなってしまう人が多いので、美容師としてもそこはきちんと見た上で提案します。
そして、クセのある人は湿気が多い時期に切るとスタイリングしてもすぐ取れてしまうので、「こんなはずじゃなかった」と思ってしまいがちです。
もし「いつかお試しで切ってみたいけど、いつにするか迷っている」なら、湿度が少ない秋冬がベスト。秋冬で切ってみて、それでもやっぱりスタイリングがしんどいなら、春夏はもっと難しいというのが正直なところです。

(2)顔の形

一般的に、おでこが狭い人は出すよりも、前髪があったほうがいいとは言われています。
あとは、頬から顎にかけてのフェイスラインがふっくらしている、いわゆるしもぶくれさんも、前髪がないとおかめのように見えてしまうことがあるので、前髪を作ったほうが素敵になることが多いですね。

基本的に前髪はデザイン次第でどうにでもなるので、一度「好きな髪型」「なりたい自分」「髪のトラウマ」の3点をしっかり伝えましょう。

★詳しくは前回記事参照

 

Q.カラーって、どうお願いすると理想通りになりやすいですか?


A.肌や瞳のタイプ、そして自分の思考のタイプを知っておくこと。

ヘアカラー
(c)Shutterstock.com

(1)肌や瞳の色の傾向

カラーはいわゆるパーソナルカラーの傾向にもよって、似合う・似合わないがありますね。たとえばお肌の色がスプリング系の、黄色っぽくて明るい人は、暗い色より明るめのほうがしっくりきます。「この人は絶対ウィンターの人だ」など、正確なパーソナルカラー判断を美容師全員ができるとは限りませんが、ある程度なら美容師もわかると思います。
他に大きな傾向としては、瞳の色。瞳の色が明るい人は基本的に明るい色が似合いますし、真っ黒の人は暗めにすれば、大きな間違いはないと思います。「瞳が真っ黒だけど一回明るい色にしてみたい、でもやっぱり明るい色はなんか似合わない」という人は、たとえばカラコンで微調整してみるとしっくりくる、ということもあります。

★イエベorブルベってどう見分けるの?簡単に診断する方法はコレ!【パーソナルカラー連載2】

 

(2)自分が「絶対にこの色にしたい」なのか「この色の雰囲気で、似合う色」にしたいのかを伝える

自分が下記のどちらのタイプなのかを理解していると、美容師との意思疎通がはかりやすいと思います。

1.アグレッシブ型

自分のやりたいイメージが完全にあり、好きなものを突き通したいタイプ。「絶対にこの色にしたい」という思いで、やりたいカラーを伝える。

2.コンサバティブ型

人からどう見られるか、客観的な視線が気になるタイプ。「この色の雰囲気で、私に似合う感じにしたい」という思いで、やりたいカラーを伝える。

カラーに関しては、「こんなはずじゃなかった」という言葉がどんな場合に出てくるか、このタイプによって真逆になります。

 

1.アグレッシブ型

イメージとまったく同じ色を再現する:満足することが多いです。
似合うように色を微調整する:「絶対この色にしたい」と思っているのに、美容師に勝手に似合うように微調整されると、「こんなはずじゃなかった、思ってた色と違う」と不満。

2.コンサバティブ型:

似合うように色を微調整する:満足することが多いです。
イメージとまったく同じ色を再現する:「こんな感じになりたい」と持っていったイメージを見て、美容師がそれとまったく同じ色を再現し、意外にも自分には似合わず評判が良くなかったとき、「こんなはずじゃなかった」と思う。

「似合うように微調整」「まったく同じ色を再現」という同じ行動でも、どちらのタイプかによってどちらを望んでいるかが真逆になります。

美容師は、このお客さんはどっちのタイプだろう……と考えながらカラーの調合をします。たとえば「アッシュグレーにしたい」と言われたとき、この人の場合は多少オリーブっぽくしないと肌の色がくすんで見えてしまうな……と思うことがあります。でも、完全に絶対この色がいいアグレッシブ型のお客さんなら、多少の肌のくすみは二の次にしてその通りやりますし、似合う雰囲気にしてほしいコンサバティブ型のお客さんなら似合う色に寄せていきます。それは本当に人によるので、どちらを重要視しているのかを伝えてもらえると、理想通りになりやすいと思います。もちろん、美容師さんがそこのところを汲んでくれるのがベストではありますが……(笑)。

 

カラーもカットも、この点をおさえておくと大幅に「なんだか違う!」と失敗することはなさそうです。是非覚えておいてくださいね。

次回は「アラサーになったら急に今までの髪型が似合わなくなった気がする」「美容室のスタイリングを再現できないんだけど、どうしたらいい?」など、あるあるなお悩みについて本音で答えていただきました。お楽しみに!(後藤香織)

 

阿形聡美
表参道のサロン NORA Journeyでプロモーションディレクターを務め、雑誌のヘアページやタレント・アイドルのヘアメイクなど引く手あまた。女性が女性であることを最高に楽しむ「エロ髪」を得意としている。2018年11月から販売を開始した、人気ヘアサロンの女性美容師と考えた大人女性のためのケアスタイリングブランド「mm(ミリ)」にも携わる。
mm 公式サイト http://www.mm-life.com/
mm

 

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Source: cancam