青い鳥症候群とは? 自己チェックに使える特徴と恋愛傾向

青い鳥症候群とは? 自己チェックに使える特徴と恋愛傾向
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みなさんは「青い鳥症候群」という言葉を聞いたことはありませんか?

「もっといい人がいるはず」「もっといい仕事があるはず」といった調子で理想を追い求めすぎて、結果高望みになってしまう。

今回は、そんな青い鳥症候群に当てはまる人の特徴や、そうなってしまう原因、さらには克服方法までを、心理カウンセラーの小日向るり子がアドバイスしていきたいと思います。

■幸せはもっと身近にある。青い鳥症候群とは?

青い鳥症候群とは、ベルギーの作家であるモーリス・メーテルリンクが書いた童話『青い鳥』が語源となっています。

主人公であるチルチルとミチルは魔法使いのおばあさんから、病気の娘をなおすために青い鳥を見つけてきてほしい、と頼まれて青い鳥を探す旅に出ます。

しかし鳥は見つからず、落胆して家に戻ってくると、家で飼っていた鳥が青いことに気づいたというお話です。

この童話は「幸せは実は身近なところにある」ということを教訓として物語っています。

ここから、現状を直視せずに「今よりもっといい仕事があるはず」「今よりもっといい人がいるはず」と理想を追い求める人たちを通俗的に「青い鳥症候群」というようになりました。

自己チェック。青い鳥症候群タイプの特徴7つ

では、具体的にどのような人たちに青い鳥症候群の傾向があるのでしょうか。ここで紹介する7つの特徴が自分に当てはまっていないか、自己チェックしてみましょう。

◇(1)常に転職を考えている

実際に転職する・しない関係なく常に転職が頭にあるあなたは、青い鳥症候群の傾向が見られます。

明確な理由はないものの仕事に対する不満があり、「職場を変えたら好転するかもしれない」といった漠然とした期待を抱いてはいませんか?

◇(2)彼がいるのに出会いを求めてしまう

彼氏ができても、新しい出会いを求め続けていないでしょうか。

婚活アプリを止められない、街コンなどのサイトをよくチェックしてしまう、などはその例。好きな人とやっと両思いになれたとしても、そのうえにさらなる幸せが存在すると信じて止まないのです。

◇(3)自分の彼氏と友人の彼氏を比較してしまう

友人の彼のルックス、社会的立場、収入などと自分の彼のそれを比較する。その結果、現在の彼と別れたいと思うことがしばしばあるあなたも青い鳥症候群の可能性あり。

比較をするということは、現状で満足しきれていないのです。

◇(4)予定が埋まっていないと気が済まない

スケジュールが埋まっていないと気が済まない。疲れや経済的余裕よりも予定が埋まることを優先してしまうのも特徴のひとつ。

「満たされること」を追い求め続けた結果、何もしていない時間があることに不安を覚えてしまいます。

◇(5)変化を促すような言葉が好き

チャレンジ、向上心、進化、躍進、といった言葉が好き。書籍やサイトなどでそうした言葉をみるとつい目がいってしまう人もそうでしょう。

変化を好むことは悪いことではありません。ただし、今以上の何かがこの先にあると信じている心理の表れです。

◇(6)正当に評価されていないと感じる

青い鳥症候群の人は、仕事などで上司やまわりから正当に評価されていないと感じることがよくあります。

本当にあなたを評価してくれている人の存在に、実は気づいていないのかもしれません。

◇(7)「こんなはずでは……」と思うことが多い

人生を振り返って「こんなはずではなかったのに」ということが多かったら、それも兆候のひとつ。

ほとんどのことは着地すべきところにうまくおさまっているのです。あなたが望む人生の形は、現状からかけ離れているものではありませんか?

◇恋愛における青い鳥症候群とは?

青い鳥症候群の特徴は、「常に現状に満足できない」という心理状態です。これが恋愛における思考にも顕著に表れます。

短期間での別れを繰り返している人はもちろんですが、別れるまではいかなくても付き合う彼に不満ばかりで喧嘩が絶えなかったり、一方的に怒ったりしてしまいます。

その根底にある感情は「自分にはもっとふさわしい人がいるはずだ」という思いです。

彼と喧嘩をした際に、最後はいつも「私にはもっといい人がいるはず!」という結論になる人は恋愛における青い鳥症候群の可能性があります。

■青い鳥症候群の原因

「もっと、もっと」と理想を追い求める青い鳥症候群。

高みをめざすことは悪いことではありません。しかし、理想と現実間であまりにもギャップが生まれてしまうと、窮屈さを感じてしまうのも事実です。

現実とかけ離れた理想を望む人々の心理には、このような成育歴や性格が関係しています。

◇(1)褒めるよりダメ出しの多かった親からの教育

テストで90点をとったとき、褒められるよりも前に間違えた箇所を説教される。

二番を取ると一番を目指せとハッパをかけられる、といったように、褒めるよりもダメ出しが多い教育をされてきた場合。現状で満足してはダメだという禁止令が心に根づいてしまいます。

◇(2)周囲に高学歴・エリートが多い環境

家族も自分も高学歴の環境。上昇志向の強い人がまわりに多いのは本来いいことですが、上記にあげたような親からの教育や、下記にあげる性格要因によっては上昇志向が現状への不満の多さに変わってしまいます。

◇(3)完璧主義者

仕事も恋愛も人間関係も、すべてが完璧なんてことはありません。しかし、そうでなければ居心地が悪いため、結果として継続性がなくなってしまいます。

青い鳥症候群の人は、その性格から完璧な理想を作りあげますが、それを成し遂げられないことに悩むのです。

◇(4)自己愛が強い

自己愛が強すぎると、うまくいかなかったときに「私が悪いんじゃない。まわりが悪いのだ」という思考になりがち。

そのために、自分を変えるのではなく転職したり関係性を断ち切ったりして環境を変えようとしてしまいます。

■青い鳥症候群を克服するには?

今まさに青い鳥症候群に悩み、この記事を読んでいるあなたへ、心が少しだけラクになる克服方法を紹介します。

◇(1)価値観の点検

いつも現状に満足できない人の価値観は凝り固まっていることが多いです。こうであらねばならない、という思考です。

行き詰ったときは「~であらねばならない→だから環境を変えるべきだ、変化を興すべきだ」という思考回路が自分のなかにないかを点検してみてください。

◇(2)感謝する癖をつける

一日の終わりに感謝の気持ちを浮かべましょう。

何もなかったら、今日が無事に終わったことへの感謝でもよいです。1日という小さな区切りで現状に満足するという癖をつけていきましょう。

◇(3)「小さな心地よさ」を味わう

人それぞれ「心地よい」と思っている時間は必ずあるはずです。

布団に入る瞬間、休日の昼寝、ゴロ寝しながらの読書、など小さなもので構いません。その心地よさをしっかりと感じるようにしてみてください。

あなたが満足できる瞬間は、日常にたくさん転がっています。

青い鳥症候群への対処はまず自己受容から

現状を受け入れたあとで興す変化は成長につながります。

しかし、現状を受け入れずに向上を求めるのが青い鳥症候群です。

まず、ありのままの今の自分を受け入れること。自己受容の先に他者への受容があります。

自分も他人も認めることができれば、環境を大きく変えなくても心の充足はあるということに気づくはずです。

対処法を参考に、今を受け入れてから高みを目指すことを意識してくださいね。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

Source: マイナビウーマン