性格のせい? 「一言多い人」の心理と対処法

性格のせい? 「一言多い人」の心理と対処法
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余計な一言で相手をイライラさせる性格の人っていますよね。職場の上司や同僚、友だちなど、会話していると常に一言多くて「……もう我慢の限界!」という方も多いのではないでしょうか。なぜついつい余計な言葉を口に出してしまうのでしょうか。そういう人の心理って、気になりませんか? また、どう対処していったらいいのでしょうか? 心理カウンセラーの荻原かおりさんに解説してもらいます。

■一言多い人の特徴とは

まずは一言多い人の特徴について教えてもらいました。

◇余計な一言は女性のほうが多い?

一言多い人は男女ともどちらにも見られますが、内容にちがいがあります。

まず、男性は競争意識が強く権威性をアピールしたいと考える傾向があります。そのため、最後に余計な一言を付け加える男性は、自分が優位に立ちたいと考えている場合が多いでしょう。いわゆる「マウンティング」をしているのです。その一言が、嫌味やあなたをバカにするような内容だったり、自慢する内容だったりしたら、その男性はあなたより優位に立ちたいと思っている可能性が高いです。

女性が余計な一言を付け加える場合は、男性とは異なり、自分に自信がないケースが多いですね。「今の言葉だけだと不十分かもしれない」という不安により、余計な一言を付け加えるのです。ただし、その内容が自慢や嫌味、皮肉であれば、男性同様にマウンティングをしている可能性が高いといえます。

◇いつも一言多い人の心理状態

☆自分の影響力を確認したい

一言多い人のなかには、自分が相手にどれだけ影響を与えているか確認したがる人がいます。会社で役職についている人など、地位や名声を重視する人に多く見られます。自分の言葉に相手がどれだけ反応するかを見て、自分の力を確認したいのです。

こういった人は自信があるようにも思えますが、実際には自己承認欲求ばかりが強く、他者評価から逃れられない人なので、本当は自分に自信がありません。だから余計な一言を付け加えて相手の心を揺さぶり、反応をほしがるのです。

☆相手より上に立ちたい

先ほどお伝えしたとおり、マウンティング目的で一言付け足す人も多いです。自分が相手より上だと実感したいのです。特に男性は「一番になりたい」という競争本能が強いので、こうした傾向がよく見られます。

一方で、こうしたマウンティングをされるということは、あなたが相手から認められている証拠。あきらかに自分が上だと思っていれば、わざわざ優位性をアピールする必要はないからです。

☆自分に自信がなく、嫌われたくない

先ほど一言多い女性に多いとしたパターンで、自分に自信がないあまり言葉を継ぎ足していく人がいます。これは嫌われたくない一心で行っており、不安だからこそたくさんの情報を羅列してしまうのです。口下手な人やコミュニケーションが苦手な人にもよく見られます。

はたから見ると不必要な情報をだらだらと付け足しているように見えます。そのため、不信感を与えやすく、ビジネス上のコミュニケーションとしても無駄が多く嫌がられます。自信がなくて一言多くなっているのなら、逆効果と言っていいでしょう。

■一言多い人との上手な接し方

続いては、一言多い人とどう接するのがいいのか解説してもらいました。

◇上司の場合

一言多い上司は、自分の権威性を確認し、優位に立ちたいと考えているケースが多いです。その上司の余計な一言に反応してしまうと、上司の狙い通りになり、さらにエスカレートしていく可能性があります。

そこで、上司に余計な一言を言われたら、落ち込んだりムッとしたりせず、にこにこ笑顔で受け入れましょう。「そうですね、アドバイスありがとうございます」とお礼を言うと理想的です。返報性の法則というものがあり、人は何かを与えられるとお返しをしたくなる生き物。あなたが笑顔で感謝の気持ちを伝えることで、上司はあなたに対してネガティブなコミュニケーションをしにくくなります。

また、落ち込んだ様子を見て「よし、ちゃんと指導ができたな」と自分の正当性を実感する上司もいます。そうした上司は、あなたが笑顔で余計な一言を受け入れると拍子抜けし、それ以上何かを言おうと思わなくなります。すぐには効果が出ないかもしれませんが、継続することでだんだんと上司の態度も変わってくるでしょう。

◇友人の場合

マウンティングするような一言をぶつけてくる友人に対しては、さきほどお伝えした上司に対する対処法を実践すれば大丈夫です。笑顔で「教えてくれてありがとうね~」というように軽く答えて、さらりと受け流しましょう。受け流されている感覚はあっても、「ありがとう」と言われている手前、それ以上つっかかることもできず、自然と余計な一言を言わなくなります。

ただ、自信がないから一言多くなっている友人にはこうしたアプローチが響きません。自信がなさそうな友人には、さりげなくフォローをして落ち着かせてあげましょう。不安で一言を付け足す人は、拡大思考をしがちです。「自分はこんなことも上手く言えない、きっと今までも変なことを言っていたにちがいない、嫌われてしまうかも」といったように負のスパイラルに入ってしまうのです。

そこで「この間こう言っていたよね。あの話すごくわかりやすかったよ」など、過去の話を持ち出して肯定してください。過去にまでさかのぼっている不安を打ち消すことで、安心させることができます。

■一言多い人には笑顔で対応すべし!

いつも一言多くて、相手を不快な気持ちにさせてしまう人。その心理がよくわかりました。自信がなくて一言付け足してしまうのは理解できますが、相手より優位に立つマウンティングの意味もあったとは……。そんな人に、感情に任せて対応していたら相手の思うつぼ。笑顔かつ、ポジティブな返事で、相手の余計な一言がエスカレートするのを阻止しましょう!

(文:萩原かおり、構成:はらきよか)

※画像はイメージです

Source: マイナビウーマン