結婚式でサプライズを成功させる秘訣

結婚式でサプライズを成功させる秘訣
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ウエディングで「サプライズ」は、もはや定番。サプライズがないほうがサプライズになってしまうかもしれないほどです。だからこそ、驚かせるばかりではない、当人以外にも感動が伝わるようなものがオススメです。結婚式(披露宴)のサプライズを成功させる方法を紹介します。

■結婚式のサプライズを成功させたい!

ウェディングのサプライズを成功させるには、まずは定番パターンを知っておくといいかもしれません。結婚式のサプライズを成功させるヒントがあるはずです。さらに、成功させる秘訣もお伝えします。

◇サプライズの目的と定番パターン3つ

結婚式(披露宴)のサプライズは、驚かせることが目的ではなく、喜んでもらいたいという気持ちを表現するものです。サプライズをする人とされる人以外だけのものではなく、見守る人もみんなが温かい気持ちになれるような仕掛けを考えることも大切です。3つほど、私がこれまでに関わった 、定番ともいえる演出を紹介します。

☆新郎から新婦にサプライズ

「ちゃんとしたプロポーズ」がなかったというカップルでした。もちろん、その意思をお互いが確かめ合う機会はあったわけですが、憧れていたそれとは大きくちがったため、なんとなく物足りなさが残っているという花嫁。その気持ちを汲んで、新郎が仕掛けたサプライズは、披露宴で中座の前の花嫁を呼びとめて、108本の赤いバラの花束を渡すものでした。バラの花束は本数ごとに込められるメッセージがあり、108本は「結婚してください」だとされています。跪いて「一生大切にします。幸せになりましょう」と花束を差し出しながら伝えました。抱えきれないほどの大きな花束を受け取った花嫁の幸せな表情はその場にいるみんなの心を打ちました。ゲストが置いてけぼりにならないよう、花束を差し出したところで、司会者から新郎がこの場で改めてプロポーズをしたいと思っていたという旨をアナウンス。もし花嫁が泣いてしまってもいいように中座前のタイミングを選んだりと、サプライズをする人本位にならないよう配慮しました。

☆ゲストから新郎新婦にサプライズ

余興の一部としてお友だちが用意する「メッセージビデオ」の中身がサプライズとなるのは最近の主流です。いまどきの結婚式は新郎新婦が長い時間をかけて細やかに準備をしているので、完成イメージを塗り替えてしまうような大きなサプライズはあまりオススメできません。でもこの場合、もともとお友だちが作ったビデオ上映があることは新郎新婦もわかっているので、そういう心配もありません。思わぬ人のインタビュー動画や、新郎新婦に縁のある土地を訪ね「こんなところにまで行ってくれたの?」「懐かしいな!」という驚きは、新郎新婦だけでなく、見ている人にとっても興味深いものとなります。何度も見たくなくなるような映像は、サプライズとして最強アイテムのひとつです。

☆新郎新婦からゲスト全員にサプライズ

「席札」などに手書きのお礼メッセージを書くのは当たり前のようにもなってしまっていますね。ですが、さらに一工夫したものは「ここまでしてくれたの?」というサプライズ感があり、喜ばれています。たとえば、「色」をテーマにしたウエディングではゲストの誕生日カラーを調べて、席札やテーブル記号に反映させるなど、ひとりひとりちがうものを作ったことも。披露宴中盤で司会者から種明かしをするとゲストに驚きの声が漏れました。ゲスト同士で見せ合ったり、話のきっかけにもなり、和気あいあいとした雰囲気を盛り上げました。新郎新婦も自分たちの色にちなんだお色直しをして登場し、テーマの一貫性もゲストを唸らせてるものとなりました。ほかにも、植物や園芸が好きなカップルはゲスト全員の誕生花を調べて、花言葉や植物の特徴などを書いたカードを用意したこともありました。

◇サプライズを成功させる秘訣

サプライズの成功イメージを想像することは楽しいですよね。そこで忘れないでおきたいのは、リアクションまでは想定しておかないこと。「泣いてくれそう」「絶対〇〇って言うよね」と計画者側で盛り上がってしまうと、ちがったときにがっかりしてしまいます。された側も、上手にリアクションできなかったことを悔やんでしまうことも。計画したことや思いを伝えられたことをゴール地点に設定しておくと、見守る側も安心していられます。

サプライズは、協力者を味方につけることも不可欠です。贈るものを預かってもらったり、出かける口実になってもらったり、相談相手がいるだけでも心強いですよね。実際、新郎から新婦(新婦から新郎)へのサプライズのためにコソコソと出かけることが増えたことで、結婚式の準備に非協力的だとか、よからぬことを疑われたりすることもあります。ダミーのサプライズを設定して、その準備と言っておくのも一案です。

■サプライズで印象に残る結婚式にしよう!

サプライズが喜ばれる一番の理由は、前もって計画して準備してくれたことがわかることではないかと思います。結婚式では、招待したゲストに対してほとんどのことがサプライズ。だからこそ、お腹いっぱいで疲れてしまわないようにバランスを考え「仕掛けすぎない」ということも大事です。1日を通して「感謝」などひとつの大きなメッセージが伝わり、その軸から離れることなく、スパイスとしてサプライズがあると効果的です。

◇プランナーオススメのサプライズアイディア3つ

☆お皿の下にメッセージ(新郎新婦からゲスト全員へ)

席札の内側に書くよりも準備しやすい「THANK YOUカード」と呼ばれる小さなメッセージカードを、ショープレートの下に潜ませておくアイディアです。特別なものではありませんが、お食事がはじまるときや1品目を食べ終わったあとなどに現れるので、意外性があり、たとえば「楽しんでる? 今日はよろしくお願いします!」などほんの短いひと言でも特別な印象となります。準備が間に合わずひとりずつ長いメッセージを書くのが間に合わない場合にもオススメです。

☆花道を作る(ゲストから新郎新婦へ)

新郎新婦の退場時に、ゲストが退場口に集まり、両側からアーチを作ったり、ハイタッチする列を作ったりするものです。カジュアルな雰囲気のパーティ向きですが、祝福されていることを実感できたり、できそうでできない特別な体験ですし、見た目にもインパクトがあり素敵な光景となります。一部のグループのフライングにならないよう、プランナーや親族とも事前に根回しをしておくと成功します。

☆パラパラ漫画ムービー(新郎新婦から親へ)

親のためだけではなくゲスト全員に対して「こんなに泣くと思わなかった!」とある意味サプライズ感もある話題のパラパラ漫画ムービー。「生い立ちムービー」でメッセージ性の強いものというイメージです。親子の思い出は必ずしもそのシーンの写真があるとは限りません。むしろ思春期や、働く親の後ろ姿など写真がないシーンほど強い思い入れがあったりするもの。そういう思い出を漫画にしてもらって、伝えたいメッセージを表現してもらえるので「あのとき本当はこんな思いだった」など素直に言えなかった感謝の気持ちなどを伝えることができるはずです。

◇一生忘れないサプライズ

たとえば、地域のゆるキャラを内緒で登場させたり、家族でダンスを練習して披露したり、というようなインパクトがあり、アッと驚かせるようなものもそれぞれよく思い出しますが、ジワジワと素敵だなと感じたサプライズをひとつご紹介します。

結婚式の2カ月前くらい、新郎と新婦からそれぞれ「サプライズをしたい」と連絡がありました。それぞれ内緒でということだったので、その件だけひとりずつこっそりやり取りをしていたのですが、連絡をいただくタイミングも毎回ほとんど同時。新郎は「お友だちと作った映像+手紙」、新婦は「お友だちとダンス+手紙」とよく似た内容でした。段取りは当日まで迷いましたが、内容から新郎からのサプライズを先にしました。どちらも同じような内容のお手紙で、周囲は「似たもの夫婦」を微笑ましく見守り、本人たちは驚いたり脱力したりと不思議なリアクションを見せてくれました。サプライズでなければ、披露宴中にそんな表情は見られなかったと思いましたし、素敵なご夫婦になっていくと確信し、幸せな気持ちになりました。

■今の主流は”驚かせないサプライズ”

結婚披露宴では「何かサプライズをしないといけない」と思っている人が多いようですが、実際はそんなことはありません。とくに今は、新郎新婦がテーマやコンセプトに沿って細やかに準備をしているので、アッと驚くようなサプライズが歓迎されるとは限らない雰囲気があります。それよりも「ここまでしてくれたの?」「こんなに感動すると思わなかった」というようなジンワリと届くような驚きや感動がいまどきのウエディングの主流となっています。相手のことを思い、知り、どうやったら伝わるか、喜んでもらえるかということをじっくり考えること。それがサプライズの本質なのです。そこから生まれるアイディアほど素晴らしいものになるはずですよ。

(岡村奈奈)

※画像はイメージです

Source: マイナビウーマン