仕事がつまらない。少しでも仕事を面白く感じるための、3つの方法【職場の悩み相談室】

仕事がつまらない。少しでも仕事を面白く感じるための、3つの方法【職場の悩み相談室】
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仕事がつまらない。少しでも仕事を面白く感じるための、3つの方法


就職してはみたものの、毎日同じことの繰り返しでびっくりするほど、つまらない。「働くってこんなに退屈なの……」とうんざりしたこと、ありませんか?

仕事がつまらない

そんなあなたに送る今回の記事。職場でありがちな7つの悩みについて、働く若者の悩みを知り尽くしたエキスパートに解決策をうかがいます。

第2回は「仕事がつまらない」という悩み。上司に言えば怒られてしまいそうですが、自分にとってはまじめに大問題ですよね。一日の約1/3も捧げる仕事。できるなら楽しくしたいものです。

毎日もっと活き活きした気持ちで働くには、何をすれば良いのでしょうか?

 

 

▼お悩み其の二「毎日仕事がつまらない」

■新人Bさんの悩み

「とりあえず就職しなきゃ〜と思って今の仕事に就きました。お給料には満足していて周りもいい人ばかりですが、とにかく仕事がつまらない! 朝から晩までずっと同じことの繰り返しで、半年もしないうちに飽きてしまいました」

■新人Cさんの悩み

「新人研修がようやく終わったのですが、配属されたのが希望と真逆の部署でした……。正直言って一番苦手な仕事です。自分には向いていないと思うし、やっていても『つまらない』としか思えません。あと数年はこの仕事をしなきゃいけないと思うと、毎日憂うつです」

Bさん、Cさんに共通するのは「仕事がつまらない」という悩み。わかる、と感じた方も多いかも。何の喜びも湧かない仕事を続けていると、気力や体力が削られていきますよね。

前回に続き解決策を教えてくださるのは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズの桑原正義さん。新人・若手の育成ノウハウ研究の第一人者で、企業向けのセミナーも多数開催。研究者というフラットな立場から新人サイドと上司サイド、両方の悩みに日々直接触れている、まさに職場の悩み解決のエキスパートです。

桑原さんいわく、「つまらない仕事を楽しくするには、ぜひ3つのアクションを試してみてほしいです」とのこと。いったいどんなアクションなのでしょうか?

▼「意外と楽しいかも!」を引き出す3つのアクションとは


桑原さんおすすめの3つのアクションとは、次のものです。

1.内部の人から「面白み」についてヒントをもらう
2.外部の人から「メリット」についてヒントをもらう
3.期間を決めて一度とことんやってみる

それぞれ具体的な実践方法を見ていきましょう♪

 

▼1.内部の人から「面白み」についてヒントをもらう


まずは一番身近な同じ部署の先輩、同じ仕事をしている先輩に話を聞いてみましょう。とくに聞きたいのは「この仕事のどこが面白いのか」というポイントです。

 

人間は第一印象に左右されやすく、いったんイヤだと思ったらもう「絶対イヤ」と思い込んでしまう傾向があります。でも価値観はアップデートされるもの。見る角度がちょっと変わるだけで、印象が大きく変化することはよくあります。

たとえば学生時代に授業で習った、歴史や地理。「暗記科目は退屈で苦手」と感じていた方も多いでしょう。でも大人になってから自分のお金で旅行に行くようになって、その地域の情報や歴史をあらためて調べてみると「意外と面白いな」と感じることがありますよね。

仕事でも、似たようなことはしょっちゅう起こります。そこで役に立つのが先輩の話です。

 

桑原さん「仕事を楽しんでいる先輩に、ぜひどこが面白いのかをプチ・インタビューしてみてください。仕事の流れの中で、どんなとき楽しいと思えるのか、どこに意義を感じるのか。長く続けることで初めて分かる深さがあるかもしれません。人それぞれ答えは違うので、何人かに聞くとさまざまなヒントがもらえます」

 

たしかに、新人からは見えない仕事の面白さ、先輩はよく知っているに違いありません。それにこの質問、投げかけられた先輩の方もなんとなく嬉しくなりそうです。そうして同じ場所で働く人との関係性が深まることも、また仕事のモチベーションに繋がると桑原さんは語ります。

 

「仕事の魅力っていうと内容にばかり目を向けてしまいがちですが、実際はそれだけじゃないですよね。そこで一緒に働く『人』も大きなファクターになっているはず。この先輩の考え方はすごくいいな、これからも一緒に働きたいな、と思えれば、それ自体が仕事へのモチベーションになります」

 

できるだけたくさんの先輩にプチ・インタビューをしてみましょう!

 

▼2.外部の人から「メリット」についてヒントをもらう


自分の仕事と関わりのない第三者には、自分の仕事ならではのメリットについて聞いてみましょう。学生時代の友達でも、別の部署にいる同期でもOKです。

たとえば、営業職に就きたかったのに、社内で働く営業事務スタッフになってしまったという場合。「もっと外に出て、いろんなお客さんと会ってみたいのに」と思うかもしれません。

 

でも別の部署の同期に話を聞いてみると、

「でもその仕事、社内にすごくたくさん人脈をつくれるよね」
「事務スタッフは企画力が鍛えられそうだし、企画を通したり動かしたりしていく経験では、折衝力もつきそうだね」
「営業周りの業務が全部把握できるから、将来役に立つと思う」

……といったメリットがたくさん出てくるはずです。

 

別の職場で働く友達からにも聞いてみてください。きっと、その職場にしかないメリットを教えてもらえます。

「退屈に思えるほど人間関係が平和なのは、正直羨ましい」
「残業がないならプライベートも充実できるし、スキルアップもできていいな」

などなど、自分では気づかなかった職場の良いところを指摘され、驚くかもしれません。

中にいると見えないことが、外からはハッキリ見える。そんなケースはよくあります。友達や同期に「この仕事、この職場のメリットって何だと思う?」とリサーチしてみましょう。

 

▼3.期間を決めて一度とことんやってみる


仕事を楽しくする3つのアクション。桑原さんが「一番面白くなる確率が高いです」とおすすめするのが、こちらです。

一度とことんやってみること。

「それがなかなか出来ないんだよなぁ」と思うかもしれません。でもこれは、桑原さん自身が実体験から学び取った最大のコツなのだそうです。

 

じつは桑原さんも新人時代、仕事がつまらなくて仕方ないと悩む時期があったのだとか。「私は開発職志望だったんですが、入社してすぐ営業に配属されまして……正直言うと一番やりたくない仕事でした(笑)」と語ります。

桑原さん「外回りをしたくなくて、ずっと社内で企画書を書いていたりしました。当然上司には『外に行きなさい!』って叱られるんですが、『分かるけど、気が向かないな……』っていつも思っていました」

そんな桑原さんの心境が変わったのには、あるきっかけがありました。

 

「なんとなく、『3ヶ月だけまじめにやってみようかな』と思ったんですね。3ヶ月真剣にやってダメなら、やっぱり向いていないんだろうと。で、マイナスな気持ちはいったん棚に上げておいて、とにかく真剣に取り組んでみたんです。そしたら不思議なことに、あんなにイヤだった営業が面白くなってきたんです」

 

桑原さんの当時の仕事は、人材を採用するときに使う「適性検査」の営業でした。退屈に感じていたのは、ランキングや目標達成率といった数字にこだわる部分です。
でも営業の仕事はそれだけではありません。適性検査を活用した採用面接の提案をすることで、困っている会社やお店を手助けすることもできます。桑原さんはその一面に気付き、やりがいを感じ始めたのです。

 

「私はそれまで、営業というのは売上を上げる仕事だと思い込んでいました。でも真剣にやってみて、初めて『そうじゃない』と気づいたんです。お客さまの悩みを聞いて、一緒に解決に導く方法を考えるのがこの仕事なんだって。解決策に答えはなく、自分なりの工夫も生かせるとても創造的な仕事であることに気がついたら、俄然面白くなりました。もちろんこれは私の場合で、人によって喜びのスイッチは違うと思います」

 

仕事のどこにやりがいを感じるかは、人それぞれです。でもどんな仕事でも、真剣にやれば必ず誰かが喜ぶものだと桑原さんは感じています。それはサービスを受けたお客さまかもしれないし、仕事を依頼したクライアントかもしれないし、自分がサポートしてあげた社内の誰かかもしれません。
「この仕事をすると誰かが喜んでくれる」という実感は、大きなモチベーションになります。

 

桑原さん「部活や受験勉強でもそうだと思いますが、とことん真剣にやってみると初めて見つかる面白さや意味がきっとあります。もし仮に『やっぱり転職しよう』ということになっても、一度とことん頑張ってやりきった後ならば、自分も周囲も納得して次の道に進めますしね」

 

部活や受験勉強だって、最初のうちは面倒だなと思っていても、真剣にやり始めたらだんだん面白くなってきたりしましたよね。人に言われたらイヤなことも、自分で決めてやりきれば楽しくなる可能性が高まるのかもしれません。

 

桑原さん「頑張る期間は、自分の限界よりちょっとだけ長めに設定するのがおすすめ。できれば1年間はやってみてほしいと思います。今までより頑張れた自分の姿は、今後の人生の自信にもなりますよ」

 

一度100%の力でやりきってみること。試してみる価値はありそうです。

 

▼まとめ:つまらない仕事にも「面白さ」が隠れている


「面白い」も「つまらない」も、自分の感覚の一種です。自分の気持ち次第で、感じるものも変わってきます。

今はつまらないとしか思えない仕事。でも、そのどこかに意外な面白さが隠れているかも。

1.内部の人から「面白み」についてヒントをもらう
2.外部の人から「メリット」についてヒントをもらう
3.期間を決めて一度とことんやってみる

この3つがルールの人生ゲームのようなつもりで、面白さ探しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか♪

次回は「イメージしていた仕事と違う。辞めるべき?続けるべき?」という悩みにお答えします。

 

■桑原正義
1992年、人事測定研究所(現リクルートマネジメントソリューションズ)入社。営業、商品開発、マーケティングマネジャー、コンサルタント職を経て、現在は「新人・若手の育成」をメインテーマとした企業向けトレーニング・研修の開発に携わる。育成ノウハウの体系化に取り組むと同時に、上司・育成担当者向けのセミナーを広く開催。時代に即した新たな「育成のアタリマエ」の普及に尽力している。東京都公立幼稚園・こども園PTA連絡協議会副会長。https://www.recruit-ms.co.jp

(取材・文/豊島オリカ)

 

 

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Source: cancam